心臓リハビリを経験して痛感した「安全な運動環境」の大切さ
約30年前、私は心臓リハビリ指導に携わっていました。
その頃は、患者さんに運動してもらうとき、必ず心電図モニターをつけ、定期的に医師の立ち合いのもとで運動負荷試験を実施していました。
個別管理のリハビリで得られる安心感
一人一人の心拍数や症状の出方を把握することで、安全に、そして効果的にリハビリを行うことができました。
定期的な負荷試験によって、リハビリの効果も客観的に確認できるのです。
自分が患者になって初めてわかったこと
そして今、私自身が心臓の病気を経験しています。
かつて指導していた立場だからこそわかることですが、実際にリハビリを受ける立場になると、安全な環境で運動できることのありがたさが身に染みます。
同じ病気を抱える仲間がいること、そして伴走してくれる指導者がいること。それだけで、どれほど心強いか。自宅で一人で運動しているだけでは得られない安心感があります。
リハビリの価値を再認識
病気になる前は、リハビリの効果をデータや理論で理解していました。
しかし、自分の体で経験してみて初めて、「安全な運動環境」と「心強いサポート」の価値を実感しました。
これからリハビリを受ける方や、心臓病を抱える方にこそ、この安心感を知ってほしいと思います。
おわりに
現状、退院後の心臓リハビリ(維持期)を行なっている病院はまだ少ないのが現実です。
心疾患を持つ方が運動をすすめられても、民間のジムや運動施設は基本的に健常者向けですし、パーソナル指導もダイエット目的が多いのが現状です。
ですので、自己流で運動を行う際は、くれぐれも安全に気をつけてほしいのです。
正しい知識と無理のない範囲で、少しずつ体を動かすことが大切です。

あなたは、安心できる環境で体と心を整える時間を、どれくらい持てていますか?
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